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 複数の核弾頭を搭載でき、米国を射程に含むとされる中国の新型大陸間弾道ミサイル「東風5C」の発射実験について、中国国防省は3日、国内メディアの取材に答える形で実施を認めた。米メディアが「トランプ政権を牽制(けんせい)する狙いがある」と報じていた。

 米国の一部メディアは、米情報機関筋の話として「中国軍が1月の早い時期に、大陸間弾道ミサイル『東風(DF)5C』を山西省・太原の発射場から北西部の砂漠に向けて発射した」と報じていた。報道によると、東風5Cは10の核弾頭を搭載可能とされる。

 米メディアの報道を受けた深センのテレビ局の取材に対し、国防省は「国内で計画に基づいた実験をするのは正常なことであり、特定の国に向けたものではない」と書面で回答した。具体的な日時や場所、実施状況は明らかにしていない。

 中国は2015年9月の軍事パレードで、5Cの前の世代とみられる「東風5B」を初公開していた。(北京=延与光貞)