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 京都国立博物館が開館120周年を迎えるのを記念したコンサートが、3月11日に同館で開かれる。明治の廃仏毀釈(きしゃく)から文化財を守ろうと設立された創立時の精神に思いをはせ、未来へ文化財を継承するための「決意の日」にしたいという。

 同館は1897(明治30)年に「帝国京都博物館」として創立された。明治維新後、廃仏毀釈や急速な欧米化により、寺院が所有する文化財が破壊されるなどしたため、京都を中心とした寺社の貴重な文化財を保護する目的だった。設立から120年にあたる今年は、海北友松(かいほうゆうしょう)展や国宝展などの特別展のほか、様々な記念行事が予定されている。

 コンサートは、東日本大震災の日に、改めて文化財保護へ思いをはせようと企画された。ピアニストの山上華子さんがプロデュースし、ニューヨークのジュリアード音楽院で指導するレイ・イワズミさん(バイオリン)をはじめ、佐久間聡一さん(同)、上森祥平さん(チェロ)、上野星矢さん(フルート)ら国内外で活躍するメンバーが集結。片山東熊設計の明治古都館(重要文化財)の中央ホールで、ビバルディのバイオリン協奏曲やバッハのブランデンブルク協奏曲などを奏でる。

 午後2時開演。5千円(別途入館料大人520円などが必要)。定員190人。チケットの受け付けは同館(075・531・7504)で。

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