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 東京都の築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題を審議する都議会の特別委員会は7日、在任中に移転を決めた石原慎太郎元知事と用地買収を担当した浜渦武生元副知事らを参考人として招致することを決めた。小池百合子知事が移転経緯の解明に意欲を見せるなか、議会の存在感を示す狙いがあるとみられる。

 特別委では、環境基準を大きく超す有害物質が検出された用地への移転を決めた経緯を調べる必要があるとして、都議会民進や共産が参考人招致を提案。自民や公明は慎重な姿勢だったが、一転して全会派が賛成した。

 特別委の山崎一輝委員長(自民)は「都民は『豊洲市場はどうなっているんだ』と(関心が高い)。議会の責任として話を伺いたい」と理由を説明した。参考人は地方自治法に定められた議会の調査権限だが、拒否しても罰則はないため強制力はない。日程は検討中だが、3月中が有力視されている。都議会では、より権限の強い調査特別委員会(百条委員会)の設置を求める意見もある。

 豊洲市場をめぐっては、都の地下水調査で環境基準の最大79倍のベンゼンなどが検出されたり、小池氏が用地取得を巡る石原氏の責任を再調査する意向を示したりするなど、今年になって新たな課題が次々浮上。今夏の都議選を控えて有権者の関心が高まり、一気に参考人招致に傾いた。

 特別委所属の自民都議は「小池…

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