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 東京湾に面した神奈川県横須賀市や横浜市で、漁獲量が減る冬場の収入源として、地元漁協が始めたカキやホタテの養殖が軌道に乗ってきた。江戸前の二枚貝として、新たな名物に育てることを目指す。どちらも旬を迎え、直売所や地元飲食店で楽しめそうだ。

 横浜・八景島シーパラダイスの絶叫マシンを見上げる横浜市金沢区の東京湾。柴漁港の沖合に船を止め、横浜市漁協柴支所の宍倉昇支所長(67)が海面からホタテの養殖かごを引き揚げた。

 5層に区切られたかごに数十個のホタテが詰まっている。取り出して見ると、丸い貝殻の外縁が2センチほど、白く見える。「色が違うところが横浜で育った部分。3カ月でこんなに育ったんだ」と宍倉さん。青森県から取り寄せた小さなホタテを横浜の海に入れたのは昨年11月。生育のよさは、視察に訪れる青森側の漁業者も驚くほどだという。「東京湾は栄養源のプランクトンが多く、水温が高いことなどが理由と考えられます」

 柴漁港は古くは「小柴」と呼ばれ、江戸前のシャコやアナゴの産地として有名だ。だが冬場は漁獲が安定しないうえ、近年は量が減ってきた。冬場の収入源として目をつけたのが、関東では珍しいホタテだった。

 ホタテの養殖は東北や北海道で盛ん。横浜市漁協は2013年から、冬場に養殖を試みた。神奈川県水産技術センターの石井洋副技幹によると、15年11月には幅10センチ、重さ100グラムほどのホタテを海に入れた。翌年3月下旬には幅12センチ、重さ200グラム超まで育ったという。

 昨年からは小柴の直売所で販売…

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