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 恐喝罪で懲役6年の実刑判決が確定し、服役中の指定暴力団山口組ナンバー2(若頭)の高山清司受刑者(69)が、収容されている府中刑務所(東京都)で適切な医療が受けられないとして、国に1100万円の損害賠償などを求め、東京地裁に提訴した。1月31日に第1回口頭弁論があり、国は請求棄却を求めた。

 訴状によると、高山受刑者は靱帯(じんたい)が硬くなる国指定の難病「後縦(こうじゅう)靱帯骨化症」を患っており、2014年6月に収容された大阪拘置所では平日は毎日1時間半、理学療法士と作業療法士のマッサージを受けるなどしていた。収容前に外部の病院で受けていたのとほぼ同様だったという。

 だが同年12月に府中刑務所に移送後は、リハビリ時間は平日の30分間で、整形外科医の診察も2カ月に1回程度しか認められなくなったという。高山受刑者は、自身が指名する医師による診療を受けられるよう申請したが、府中刑務所は認めず、法務省も再審査請求を棄却した。高山受刑者側は「必要な医療を受ける権利を侵害しており違法だ」と主張している。

 提訴について、府中刑務所は「コメントは差し控えます」としている。