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 9日午前10時50分ごろ、東京都豊島区西池袋4丁目の西武池袋線の踏切内で、近くに住む高津幸子さん(78)が飯能発池袋行きの準急にはねられた。病院に搬送されたが、約1時間後に死亡した。

 警視庁目白署によると、高津さんは足が不自由で、手押し車を押して踏切を横断していた。線路の溝に手押し車のタイヤが引っかかって転倒し、起き上がれなかったため、はって脱出しようとしたが、間に合わなかったという。

 現場は、西武池袋線椎名町駅から東に約100メートルの住宅街。当時、人通りはほとんどなかったという。

 友人の女性(75)によると、高津さんは数カ月前に足を痛めて、杖や手押し車を使うようになったという。女性は「元気な時は花壇の手入れを毎日やっていた。面倒見がよかった」と涙を浮かべた。知人の男性(85)も「2、3年前までは地域のお年寄りのための買い物のボランティアをやっていた。町で愛されている人だった」と悔やんだ。