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 宇都宮市が計画する次世代型路面電車システム(LRT)で、市が3月市議会で検討していた事業着工手続きのための関連議案の提出を見送ったことが10日、分かった。手続きは次の6月市議会以降にずれ込む見通しで、それに伴い着工は早くても年末以降に遅れそうだ。

 計画はJR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地(芳賀町)までの14・6キロで、事業費は458億円。国土交通相の認定を昨年9月に受けた。当初の計画では、施行認可申請手続きに入り、昨年の12月議会で関連議案を議決。今年度中に着工し、東京五輪前の2019年度中に開業するスケジュールだったが、昨年12月に手続きを先送りしていた。

 LRTが最大の争点になった昨年11月の市長選で、計画を進める佐藤栄一市長が、「LRT中止」を訴えた新顔候補に小差に迫られた選挙結果を受け、市が事業説明に時間をかけるべきだと判断した。(吉井亨)