【動画】復興を見守る「奇跡の一本松」=長島一浩、葛谷晋吾撮影
[PR]

 岩手県陸前高田市に7万本あった「高田松原」で、東日本大震災の津波後に唯一残った「奇跡の一本松」。海水で枯死したため、幹にカーボン製の心棒を通し、保存処理を施すなどして2013年6月に復元された。

 周辺では復興関連の整備が進む。今年1月にはそばに高さ12・5メートル、全長2キロの防潮堤がほぼ完成。「高田松原津波復興祈念公園」の工事が近く始まり、いずれ追悼施設なども整備される。一本松のすぐ脇に残るユースホステルの建物も、震災遺構となる。

 「高田松原」は、まず1250本の松の苗が植えられる予定で、復元の一歩を踏み出す。

 NPO法人「高田松原を守る会」の鈴木善久理事長(72)は「いよいよ復興に向けての具体的な取り組みが始まる。松原や街が再生していく姿を、一本松にもぜひ見てもらいたい」と話す。(葛谷晋吾)