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 主力だった英ブランド「バーバリー」のライセンス契約が切れた三陽商会の苦境が続いている。2016年12月期決算の純損益は過去最大の赤字。新ブランドで巻き返しを図るが、消費全体が低調で安価なファストファッションが主流となる中、業績回復は見通せない。

 「顧客ニーズを把握できず、対応が遅れた」。岩田功社長は、14日の決算発表の記者会見で語った。売上高は前年比30・6%減の676億円、純損失は113億円と、5年ぶりの赤字。17年12月期の見通しは、売上高が前年比6・8%減の630億円、純損益は14億円の赤字の見通しだ。

 今後は、20~30代向けの新ブランドなど、3~4の新規事業を展開する。既存のブランドは価格帯が高めで、現在の売上高の7割は百貨店での販売が占めるが、駅ビルやショッピングセンターなどへの販路拡大を進める。また、インターネット通販向けに価格帯を2~3割下げた専用ブランドも立ち上げる。ネット通販での売上高は、19年には現在の2倍の80億円に増やす計画だ。

 岩田社長は「M&A(企業合併・買収)も含めた外部の力も借りながら、新たなビジネスを展開していきたい」と話す。

 バーバリーブランドの商品を売るライセンス契約が切れたのは15年夏。14年以前は1千億円超の売上高があったが、この2年間で4割超も減少した。長年、紳士向けコートやチェック柄の衣料で知られ、抜群の知名度があるバーバリーを超えるブランドの育成は容易ではない。

 三陽は「ブルーレーベル クレストブリッジ」などを後継ブランドと位置付けたが、バーバリーの抜けた穴はカバーできていない。当面は不振のブランドの廃止や、百貨店などの売り場の削減、早期退職での人員削減でコストを減らし、赤字を縮小する方針だ。

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