エジプトの北部アレクサンドリア近郊にある「エジプト日本科学技術大学」(E―JUST)の新キャンパス建設の起工式が14日、両国政府関係者らが集まって開催された。今年秋の新学年度から初の学部生約600人を迎える。

 同大学はエジプト日本の二国間協定に基づき、「少人数・大学院・研究中心」による工学教育を取り入れた教育機関として、2010年に開学。国際協力機構(JICA)が研究機材の提供、東工大、九州大、早稲田大、京都大が教員の派遣で協力。大学院が先行し、電子通信工学やコンピューター情報工学などの修士課程、博士課程で150人余が研究してきた。新学年度から学部もスタートし、工学部に500人、国際ビジネス人文学部に100人が入学。秋までに一部オープンする新キャンパスで学ぶ予定。

 新キャンパスは約84ヘクタールに講義棟、研究棟などを建設する。工費10億エジプトポンド(約62億円)はエジプト政府が拠出する。21年までに全施設の完成を目指す。当初は12年に着工するはずだったが、「アラブの春」やその後の政変による混乱で着工が遅れた。ゴハリ学長は「キャンパス建設が両国の協力で実現することは若い人たちへの強いメッセージとなる」と話した。(アレクサンドリア=翁長忠雄)

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