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 「1年間スポーツをしておらず、今後もするつもりがない」人は27%――。スポーツ庁がこのほど発表した「スポーツの実施状況等に関する世論調査」からそんな実態がわかった。週1回以上スポーツをする成人を65%まで増やすことを目指すスポーツ庁は、運動に関心がない層への働きかけにも力を入れていくという。

 調査はインターネットを通じて2万人を対象に行った。「週1回以上運動する」と答えた成人は42・5%。年代別では70代の65・7%が最も多く、少なかったのは40代の31・6%だった。また、全体の67・0%が「運動不足を感じる」、現在の実施頻度に対しては46・6%の人が「もっとやりたい」と答えた。

 「1年前より運動する頻度が減った、またはこれ以上増やせない理由」を尋ねたところ、「仕事や家事が忙しい」が32・8%でトップ。特に働き盛りの世代では忙しさがネックになっていることがうかがえる。職場を拠点として運動を習慣化する取り組みがあれば今より頻度が増えるかを尋ねたところ、43・9%が「増えると思う」と答えた。

 一方で、「1年間スポーツをしておらず、今後もするつもりがない」人は27・2%。理由は「面倒くさい」「忙しい」「運動が嫌い」の順に多かった。スポーツ庁は新年度、スポーツ無関心層とやりたくても忙しくてできない人のために、通勤時間や仕事の休憩時間を活用した運動の習慣づくりなどを目指す官民連携プロジェクトを設け、9千万円の予算をつけた。

 調査ではスポーツ観戦についても尋ねた。この1年間で、現地で直接観戦した人は24・7%。半数近くはプロ野球を観戦し、2番目に多いJリーグの2倍以上だった。テレビなどによる観戦はプロ野球、高校野球、サッカー日本代表の順に多かった。