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 国立がん研究センターなどの研究班は16日、がん患者を10年間追跡した生存率を発表する。2000~03年の4年間にがんと診断された約4万5千人の10年後の生存率は58・5%だった。がんが初期で見つかった人ほど生存率が高く、検診を定期的に受けることの重要性が示された。

 20のがん専門病院にかかった5~94歳の患者4万5359人を対象に調査。がん以外で亡くなる影響を除いて生存率を示した。1999年からの4年間の患者を対象にした前回調査から0・3ポイント上昇した。その後の治療の進歩で、今がんになった人はさらに生存率が上がっているとみられる。

 部位別の生存率は乳房81・7%、大腸69・2%、肺32・6%など。高かったのは前立腺が94・5%、甲状腺が89・3%などで、低かったのは膵臓(すいぞう)が5・1%、肝臓が16・4%だった。

 進行度別の生存率は、早期の1期で85・3%だが、進行した4期は12・9%だった。大腸と胃は1期では9割超だが、4期は1割を下回った。同センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「がん検診を受けることで死亡率減少の効果が示されている胃、大腸、肺、乳房、子宮頸(けい)は定期的に受けてほしい」と話す。

 また、大腸や胃は5年生存率と…

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