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 米CNNは15日、国防総省がトランプ大統領に対し、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦のために、地上戦闘部隊をシリアに派遣する提案を検討していると伝えた。最終決定はしていないが、実現すれば対シリア政策を大きく変えることになる。

 米軍はシリアでの空爆に加え、約500人の特殊部隊などを派遣。少数民族クルド人を中心とする武装組織などへの訓練や助言を担ってきた。一方で、オバマ前政権は大きなリスクを伴う地上戦闘部隊の派遣を避けてきた。

 CNNは国防総省当局者の話として、「一定期間」の戦闘部隊派遣が議論されていると伝えた。検討されている地上戦闘部隊の規模や役割は不明だが、現在よりも大規模な派遣になる可能性があるという。

 トランプ氏は、先月28日、対IS戦略強化策をまとめるようマティス国防長官に指示する大統領令に署名した。地上戦闘部隊の派遣の提案は、その強化策に盛り込まれる可能性がある。(ボン〈ドイツ〉=杉山正)