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 小学2年の双子の兄弟に重傷を負わせたなどとして、母親の元交際相手の男が逮捕された事件で、兄弟の体には複数のあざや傷があったことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、男が指導やトレーニングと称し、兄弟に日常的に暴行を加えていたとみて調べている。

 男は東京都府中市晴見町1丁目、職業不詳の友弘修司容疑者(35)。2015年11月16日、兄弟に対して投げ飛ばすなどの暴行を加え、重傷を負わせたなどとして逮捕された。「私がやりました。けがをさせるつもりはなかった。スポーツの延長だった」などと供述しているという。次男(8)はこの時、前歯5本が折れる重傷を負ったが、その後の調べで、2人の体には複数の傷やあざが確認されたという。

 捜査関係者によると、友弘容疑者は日頃から2人に対し、「根性を鍛える」などとして腕立て伏せや長距離走、相撲を取らせるなどしていた。その際に指導と称し、プロレス技のように投げ飛ばしたり殴ったりしていたという。長男(8)は昨年4月3日、急性硬膜下血腫を発症して一時意識不明になり、現在も寝たきりの状態が続いている。この時も友弘容疑者に府中市内で激しい運動をさせられ、帰宅後、意識不明の重体になったという。

 友弘容疑者は15年8月ごろから兄弟の母親と交際を始め、友弘容疑者は母親に対して、兄弟に対して行ったトレーニングメニューや結果をSNSで伝えていた。昭島市教育委員会(東京都)によると、兄弟が通う学校の担任は次男の傷に気づいて次男や母親に確認したが、2人とも「転んだ」と説明したという。