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 北朝鮮の故金正日(キムジョンイル)総書記の料理人だった藤本健二氏が平壌市内の中心部に日本料理店をオープンさせた。北朝鮮関係筋によれば、藤本氏は日本料理店の経営が軌道に乗った後、ラーメン店を開くことを希望しているという。

 同筋によれば、藤本氏は、金日成(キムイルソン)広場や平壌駅などが位置する平壌市中区域にある楽園百貨店に併設したビルに、すし料理などを出す日本料理店「たかはし」を開いた。一番高いメニューが150ドル(約1万7千円)ほど。藤本氏は北朝鮮人の弟子と2人で厨房(ちゅうぼう)に立っているという。

 日本の旅行社も「たかはし」での夕食を含む2泊3日の平壌市観光ツアーを20万2千円で売り出した。

 ただ、同店で出されている食材や調味料のほとんどは日本製。日本政府関係者は16日、「事実であれば、不正輸出で外為法違反の疑いがある」と語った。

 藤本氏は昨年4月、平壌で金正恩(キムジョンウン)委員長と約4年ぶりに再会。昨年8月に再び、北朝鮮に向けて出国して以降、消息が途絶えていた。(ソウル=牧野愛博)