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 虚偽診断書作成容疑事件をめぐり、京都府警の家宅捜索を受けた京都府立医科大付属病院の吉村了勇院長は16日、記者会見を開いて「医師の立場から公正に適切に作成したもので、7通作成した意見書などは虚偽の内容では一切ない」と容疑を否定した。そのうえで「世間を騒がせたことは遺憾、残念なことと思っている」と述べた。

 付属病院は2014年、暴力団組長の高山義友希受刑者の腎移植手術を行った。吉村院長や担当医は翌15年8月、大阪高検へ提出した意見書で「腎炎発症のため、現状は拘禁に耐えられない」と記載。院長は当時の診断理由について「血液検査の結果などから、移植した腎臓の機能障害が見られた」と説明した。

 吉村院長はまた、高山受刑者との関係について「診察室以外では会っていない」と説明。医科大の吉川敏一学長と高山受刑者の学外での交流については「存じません」と述べ、学長が手術に立ち会ったかについても「そうした事実は一切ない」と否定した。一方、高山受刑者の病状について、学長とやりとりしたかについては「回答を控える」とした。