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 「ネット依存」はゲームやSNSに夢中になるあまり長時間使い続けて、学校に遅刻したり成績が下がったりするなど、生活に支障が出ることをいう。世界保健機関(WHO)が定める疾病分類(ICD)で2018年に改訂される11版には「ゲーム障害」という定義を加える議論が進んでいる。

 厚生労働省研究班の調査では、ネットの「病的使用」とされた中高生は約8%で、全国の中高生の数で計算すると約51万人にのぼる。休日に5時間以上使う人は中学生で約14%、高校生では約20%を占める。男性はゲーム、女性はSNSを使う時間が多いという。

 ネット依存の専門診療をする大阪市立大学の片上素久(かたがみもとひさ)講師は「依存の背景には現実の世界で自分の存在が認められないなどの困難があり、ネットに『逃避』している場合が多い」と指摘する。連載で紹介した東京都の男性(23)も大学入学を機に上京したが、したいことが見つからず「ネットには自分の居場所があった」と振り返る。

 片上さんによると、特に中高生の場合、夏休みにネットにはまり、休み明けに通学できなくなるケースが多いという。「学校の友人関係や勉強についていけず、現実逃避の結果、ネットにはまる。思春期特有の問題で、親の過度な注意は逆効果で、親から指摘されると、さらにネットにはまって悪循環に陥りやすい」という。

 ネット依存専門外来がある久里…

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