【動画】補修作業を経て約3カ月ぶりに姿を見せた宮城県南三陸町の防災対策庁舎=越田省吾、福留庸友撮影
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 東日本大震災で町の職員ら43人が犠牲となった宮城県南三陸町の防災対策庁舎が、県による補修作業を経て約3カ月ぶりに姿を見せた。さび止めや鉄骨の補強、塗り直しなどで被災当時に近い状態を維持。河川堤防や仮置き場の土砂に囲まれて周囲の景観は変わったが、防災対策庁舎は震災直後と同じように、赤茶色の骨組みが朝日を浴びていた。

 今後は定期的な点検を受け、震災から20年後の2031年まで県が管理。保存か解体か、意見が分かれた町の人たちの判断を待つ。

 一方、周辺では復興に向けた工事が絶え間なく続く。八幡川対岸のかさ上げされた区画には、新しい商店街がほぼ完成。来月3日の開業に向けて急ピッチで仕上げ作業が進んでいる。(越田省吾)