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 東京都調布市の都営アパートの一室で住人の山本一夫さん(89)が顔を刺されるなどして殺害された事件で、山本さんが就寝中に襲われた可能性の高いことが、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁によると、山本さんは16日午前11時半ごろ、調布市国領町3丁目の自宅で、顔から血を流して倒れているのが見つかった。遺体には顔を中心に数十カ所の刺し傷があり、殴られた痕も数カ所あった。

 部屋着姿でベッドに仰向けで倒れていたが、抵抗する際に出来る傷は手の甲の2~3カ所で、争った形跡はほとんどなく、ベッド以外に血痕はなかった。死亡したのは16日午前3時~同9時ごろとみられるが、争う声などを聞いた人はいないという。捜査1課は、山本さんがほぼ抵抗できないまま殺害されたとみている。

 玄関のドアは施錠されていたが、山本さんは飼っていた猫の出入りのため、ベランダ側の窓はいつも無施錠にしていたという。同課は侵入経路についても調べている。