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 地底湖にドラゴンブルーがよみがえった――。

 昨年8月末の台風10号の豪雨災害で閉鎖している岩泉町の龍泉洞にこのほど、水中照明器具が設置された。作業員が三つの地底湖(水深98~35メートル)に次々とLED照明器具を沈めて明かりをともすと、漆黒の湖水が青く輝いた。

 日本三大鍾乳洞のひとつで、国の天然記念物にも指定されている人気の観光スポット。龍泉洞事務所によると、被災した洞内の通路や配電盤などは修復が終わり、3月19日の営業再開に向けて復旧工事は8割まで進んでいる。白濁していた湖水も、世界有数の透明度を取り戻した。

 「美しい神秘の青の復活に胸がいっぱいになった。ここから元気を発信してご支援に恩返ししたい」と三上薫所長は話す。

 3月15~18日は町民やボランティアたちを対象に無料の内覧会を開く。(阿部浩明)