[PR]

 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、英名門オックスフォード大学がパリに同大初の国外サテライトキャンパスを建設する可能性がある、と英紙テレグラフ(電子版)が19日報じた。EU加盟国のフランスに進出すれば、英国のEU離脱後も、EUから研究助成などを受け続けられる利点があるとみられる。

 同紙によると今月、フランスの大学関係者がオックスフォード大幹部と面会し、キャンパス設置を提案したという。計画では、同大がフランスの教育機関と共同の学位や研究室を新設する。双方が合意すれば、早ければ来年にもキャンパスの建設が始まるという。

 3月に始まる英国とEUの離脱交渉によっては、英国の大学はEUの助成金を得られなくなったり、域内から優秀な学生や研究者を確保するのが難しくなったりする。一方、仏側には優秀な英国の大学を誘致したい思惑もあり、双方の利害が一致する可能性がある。

 ただ、オックスフォード大は同紙の取材に「何も決まっていない」とコメントしている。(ロンドン=渡辺志帆