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 財務省が20日発表した1月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は1兆869億円の赤字だった。赤字は5カ月ぶり。原油が前年に比べて値上がりし、輸入額が25カ月ぶりに増加に転じたことなどが影響した。

 輸出額は前年同月比1・3%増の5兆4219億円、輸入額は同8・5%増の6兆5088億円だった。原油の平均価格は1バレル=53・3ドルで、前年同月比16・3ドル値上がりした。1月末から始まった中国の大型連休「春節」の期間中、中国の通関業務などが滞り、輸出も伸び悩んだ。

 対米貿易収支は3993億円の黒字だった。自動車の輸出が振るわず、黒字幅は前年同月に比べて26・6%縮小した。黒字の縮小幅は、東日本大震災直後の2011年5月(56・3%縮小)以来の大きさとなった。財務省関税局は「トランプ政権との因果関係は分析していない」としている。(鬼原民幸)

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