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 米ウォールストリート・ジャーナル紙は19日、トランプ米政権が貿易収支の算出方法の見直しを検討していると報じた。新たな算出方法では主要な貿易相手国に対する赤字額が増えるといい、トランプ氏が訴える既存の貿易協定の再交渉や高関税などへの米国内の支持を高める狙いがあるという。

 検討中の手法は、米国が他国から輸入したモノをそのまま第三国に輸出する「再輸出」を、輸出から除くというもの。メキシコやカナダへ再輸出される自動車などが代表例で、輸入額は変わらない一方で輸出額が減るため、貿易赤字額が増える。新手法では、対メキシコの貿易赤字額は倍近くに増えるという。

 ただ、貿易政策を担当する米通商代表部(USTR)の職員は、新手法は「正確でない」と反対意見を示しているという。新手法は検討の初期段階としているが、実現すれば他国からの反発も予想される。トランプ氏は貿易赤字額の削減を重視しており、中国や日本など主要な赤字相手国に対して改善策を求めている。(ワシントン=五十嵐大介

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