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 科学雑誌「Newton(ニュートン)」を発行する「ニュートンプレス」(東京都渋谷区)は20日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、地裁から保全処分と監督命令を受けたと発表した。高森康雄・代表取締役(40)が会見し「雑誌は体裁を変えず、毎月発行を続ける」と話した。

 代理人の三村藤明弁護士によると、負債総額は約20億円。2008年ごろから業績が悪化し、10年からは定期購読者らの出資金約12億円などをもとにデジタル教材の開発を進めたが、収益が上がらなかったという。今月17日には前代表取締役ら2人が定期購読者からの資金を不正に預かったとして出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで山口県警に逮捕され、任意の枠組みでの再建を断念したとしている。

 「Newton」は1981年創刊の月刊誌で、毎月の実売は約6万部。同社は、個人から集めた出資金については、元本を全額返済する方針。