[PR]

 老人ホームに入居する権利が当たったと偽り、高齢女性から1千万円をだまし取ったとして、警視庁は、東京都府中市の無職の少女(17)と東京都江戸川区の男子高校生(17)を詐欺容疑で逮捕し、21日発表した。2人は現金の受け取り役で、いずれも容疑を認めているという。

 少年事件課によると、2人は仲間と共謀して昨年11月21~22日、神奈川県横須賀市の女性(72)宅に電話で「老人ホームの入居権利が当たった」と虚偽の説明をするなどして、女性から現金1千万円を詐取した疑いがある。女性に対し、「権利を他人に譲る際にトラブルになった」などと何度も告げて支払いを促していたという。

 少女は、指示役から指定されたスーツを着て法律事務所の職員を装い、女性宅近くの路上で女性から現金を受け取っていた。男子生徒は見張り役だった。少女はツイッターで「稼げる仕事」をうたう人物と連絡を取って請け負い、男子生徒はパチンコ店で「1万円でバイトしないか」と声をかけられたという。

 同課はこれまでに、2人を2件の詐欺事件で逮捕、再逮捕しており、今回が3回目。「4回くらい現金の受け取りに成功した」と話しているという。