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 沖縄の基地反対運動を一方的な立場で報じたとして問題になっている東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)の番組について、同局の番組審議会(番審)が、検証番組の放送などを求める意見を同局に出したことがわかった。番審は放送法ですべてのテレビ局に設置が義務づけられた第三者機関で、こうした意見を出すのは異例。局は意見を尊重して措置を講じなければならない。

 MXテレビの番審は7人の有識者で構成。委員長は元ソニー社長で産業技術総合研究所理事長の中鉢良治氏が務める。関係者によると、20日に開かれた臨時の審議会で、1月2、9日放送の「ニュース女子」が審議された。MXテレビは1月16日の放送後に「議論の一環として放送した」などと説明するメッセージを流したが、これでは不十分との意見が大勢を占めたという。

 その上で、視聴者などから寄せられた問題点を真摯(しんし)に受け止める必要があると指摘。多角的な視点から十分な再取材をした番組を制作し、今年上半期中に放送するよう求めた。番組内容に問題がないか放送前にチェックする「考査」の体制を立て直すことも、あわせて求めた。(田玉恵美)