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 大阪市平野区で2002年に母子を殺害したとして、殺人などの罪に問われた大阪刑務所職員・森健充(たけみつ)被告(59)=起訴休職中=の差し戻し後の控訴審判決が2日、大阪高裁(福崎伸一郎裁判長)で開かれた。判決は、無罪とした差し戻し後の一審判決(求刑死刑)について「正当として是認できる」とし、検察側の控訴を棄却した。

 森被告は05年に大阪地裁で無期懲役、06年に高裁で死刑を言い渡されたが、最高裁が10年に判決を破棄。差し戻し後の一審・大阪地裁は12年に無罪としていた。この日、森被告は出廷しなかった。

 最高裁がより厳格な立証が必要だと指摘したため、検察側は今回の控訴審で義理の息子の妻・森まゆみさん(当時28)と長男瞳真(とうま)ちゃん(当時1)の着衣や、まゆみさんの首に巻き付けられた凶器のひもなど10点のDNA型鑑定を請求。森被告と一致する型は見つからず、ひもと着衣から別の男性の型が検出された。

 検察側は「鑑定資料は劣化し、捜査関係者が触った可能性も高い。被告人の型が出なくとも犯人でないとは言えない」などとし、犯人だとの従来の主張を繰り返した。

 一方、弁護側は、現場付近から見つかり、有力な証拠とされた吸い殻は変色具合から「まゆみさんの携帯灰皿を経由して事件の前に捨てられたものだ」と指摘し、森被告がマンションに行ったことの証明にはならないと反論。最高裁が「経由」の可能性を認めて差し戻した点にも触れ、「検察官の主張は最高裁の宿題に答えず、差し戻し前の一審に先祖返りしている」と批判していた。

■事件…

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