ベトナムを訪問中の天皇、皇后両陛下は2日、終戦後も日本に帰らずベトナムの独立運動に関わった「残留日本兵」のベトナム人妻ら家族と首都ハノイのホテルで対面した。60年以上、生き別れた日本人の夫や父を思い続けた家族に、天皇陛下は「やはり平和が大事ですね」と繰り返し述べた。

 「コンニチハ」。元残留日本兵の妻グエン・ティ・スアンさん(93)は両陛下に日本語であいさつした。「体がとても弱っていますが、初めて両陛下が訪問して下さったので頑張ってここまで来ました」。天皇陛下は腰をかがめて耳を傾け、「いろいろご苦労もあったでしょう」と話した。

 スアンさんは夫との間に4人の子をもった。だが1954年、夫はひとりで日本に帰国。スアンさんは農業や売り子をして働き、子どもを育てた。

 皇后さまは涙ながらに話すスアンさんの前にしゃがみ込み、ずっと手を握って話を聞いた。「苦労していた日々のことを新聞で読みました」と言い、歩み寄って小さな体を抱きしめた。後ろに立っていた長女のフオンさんにも「長い間お母さまをお助けになって」とねぎらった。スアンさんも帰り際、皇后さまに「アリガトウゴザイマス」と言って駆け寄り、抱き合った。

 残留日本兵の父を持つゴー・ザ…

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