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 北海道小樽市で1997年、拳銃を所持していたとして銃刀法違反容疑で現行犯逮捕され、実刑判決を受けて服役したロシア人のアンドレイ・ナバショーラフさん(47)の再審公判が23日、札幌地裁(中桐圭一裁判長)で開かれた。検察側は有罪を求めるための立証をせず、論告でも「ただちに無罪が宣告されるべきだ」と述べた。弁護側も無罪判決を求め、結審した。判決言い渡しは3月7日。

 罪状認否で、ナバショーラフさんは起訴内容について「その通りです」と述べた。だが弁護側は、北海道警側がロシアから拳銃を持ち込むように仕向けた「違法なおとり捜査」だったと批判。最終弁論では「組織ぐるみの違法捜査と隠蔽(いんぺい)工作で犯罪者に仕立てあげられた。犠牲者を二度と生まないため、どのような誤りがあったのかを明らかにすることが不可欠で、形式的ではなく実態を直視した判決を望む」と訴えた。

 ナバショーラフさんの起訴内容は、船員だった97年11月、小樽市の小樽港で拳銃1丁と実弾16発を所持していたというもの。98年に懲役2年の実刑判決を受けて服役した後、帰国した。

 弁護団は2013年、捜査を担当した稲葉圭昭(よしあき)・元道警警部の証言などを新証拠として「道警の捜査協力者のパキスタン人がナバショーラフさんに拳銃と中古車の交換を持ちかけた違法なおとり捜査だった」と再審を請求。札幌地裁が昨年3月、再審開始を認めた。検察の即時抗告に対し、札幌高裁は昨年10月、捜査報告書に捜査協力者の存在を隠すなどの虚偽記載があったことなどから、裁判の公正を疑わせると判断。再審開始が決まった。(坂東慎一郎)

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