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 北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件に対し、北朝鮮の朝鮮法律家委員会は22日付で「マレーシア警察が行った捜査状況を犯罪捜査学的見地と法律的見地から見ると、全てが不備と矛盾だらけだ」と批判する報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が23日に伝えた。

 談話では、死亡した人物について「外交旅券所持者であるわが共和国(北朝鮮)公民」とし、正男氏の名前には触れていないが、北朝鮮メディアが事件について伝えるのは初めて。

 談話は、韓国メディアや韓国政府が北朝鮮政府の関与を指摘していることについて韓国の「陰謀」だと訴えた。さらに「わが公民がマレーシアの地で死亡したのであるから、これに対する最も大きな責任はマレーシア政府にある」と指摘。そのうえで「マレーシア政府がわが方に食って掛かっていることこそ、不当千万で厚顔無恥な行為だ」と非難した。(ソウル=東岡徹