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 細胞を立体的に加工できる「バイオ3Dプリンター」を使って、自分の細胞から筒状の組織を作り、傷んだ末梢(まっしょう)神経を再生する技術を、京都大の池口良輔・准教授(整形外科)らが開発した。ラットによる実験で成功し、米科学誌プロスワンに発表した。2020年度の治験開始をめざす。

 けがなどで末梢神経が傷つくと、手足の動きや感覚などに影響が出る。現在は、別の部分から正常な神経の一部を切り取って移植する治療法が主流だが、患者の負担が大きい。

 池口さんらは、人間の皮膚の細胞を培養して作った塊を、バイオ3Dプリンターを使って積み重ね、筒状の組織(長さ8ミリ、直径3ミリ)を作製。傷んだ末梢神経の末端同士を橋渡しするようにつないで、ラットの足に埋め込んだ。

 その結果、8週間後には末梢神…

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