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 東京都心の最も外側を環状に結ぶ首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の茨城県内区間が26日、開通した。千葉県から神奈川県まで5都県を通る圏央道は、約9割に相当する約270キロが通れるようになった。常磐道や関越道など六つの高速道路とつながり、成田空港から神奈川県の湘南まで、都心を経由せずに高速道路で結ばれた。

 新たに開通したのは、境古河インターチェンジ(IC)―つくば中央IC間の28・5キロ。区間内の常総IC(常総市)でセレモニーが開かれ、テープカットや通り初めがあった。石井啓一国土交通相は「観光周遊に加えて、物流などで経済効果が期待できる」と話した。

 今回の区間の開通で、成田空港から外国人観光客に人気の埼玉県の秩父・長瀞の最寄りインターまでの所要時間は115分となり、首都高を使った場合と比べ約20分短縮される。境古河IC近くで日野自動車の新しい主力工場が稼働を始めたほか、周辺ではインターネット通販などを支える巨大な物流施設が続々とできている。栃木県・日光などの観光地では、成田空港からの観光客誘致に期待が高まる。一般車で一番乗りした名古屋市中川区、会社員松岡篤史さん(41)は「東北や北関東を観光する時、都心の渋滞を避けて楽に行けるようになる」と喜んでいた。