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 熊本地震で大きな被害が出た熊本県益城(ましき)町で、住宅などのブロック塀の9割が国の技術基準を満たさず、うち約75%が倒壊したとの調査結果を、福岡大の古賀一八(かずや)教授(建築防災学)がまとめた。古賀教授は「業者も市民も基準を知らず、大変危険だ」と話す。

 5日に長崎市で開かれる日本建築学会九州支部の研究発表会で報告した。

 コンクリート製のブロック塀については、安全確保のため、建築基準法施行令で「高さ2・2メートル以下」「厚さ15センチ以上」などの基準が定められている。古賀教授は熊本地震直後の昨年4月15~30日、町内のほぼ全域で、ブロック塀258カ所を調査。基準を満たさない塀が230カ所(89・1%)に上り、うち175カ所が倒壊していた。基準を満たした28カ所(10・9%)は倒れていなかった。

 古賀教授によると、ブロック塀…

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