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 日本のアニメや漫画の海賊版があふれるタイ・バンコクに昨年2月、出版大手のKADOKAWA、講談社、集英社、小学館とアニメ関連商品販売大手「アニメイト」の5社が共同で出店した正規品販売店の初年度の営業成績が黒字になるとの見通しを、運営会社が28日発表した。今後アジアや欧米に出店を拡大していくという。

 海賊版の流通量が正規品の2倍近いとされるタイで、本物を直接手にとってもらうことで海賊版を締め出す狙い。5社が設立した運営会社「ジャパン マンガ アライアンス」(JMA)によると、出店した「アニメイトJMAバンコク店」では1年間で会員が約3万5千人に上り、1人当たりの月間平均購入額は1530円(漫画5~7冊程度に相当)。売り上げ1位はタイ語版の小説「君の名は。」で1千冊以上が売れ、同名の漫画もほぼ同程度売れたという。店全体の売上高などは明らかにしなかった。

 同社の国枝信吾代表取締役は「無料イベントの開催などを通し、想定の倍近い来客。客単価も非常に高く手応えを感じている」と話した。