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 郡山東高と安積高は、葉加瀬さんたちアーティストによる演奏に先立ち、合唱を披露した。郡山東高は部員39人、安積高は12人。いずれも震災を機に作られたり、被災者が前向きになれたりするような曲を選んだ。一緒に歌うのは郡山市で年に一度開く「たなばたコンサート」ぐらいだが、この日は5曲のうち3曲を合同で歌い、息のあったハーモニーを響かせた。

 郡山市は合唱や音楽が盛んで、両校とも様々なイベントに呼ばれることが多い。昨年12月には、この3月で休校となった浜通り地方双葉地区の5高校の校歌を歌う催しがいわき市であり、両校を含む県内の高校合唱部がこれに出た。参加した郡山東高3年の坂本綾乃さん(17)は富岡町出身。「震災がなかったら地元の高校に行っていたと思う。休校になるのは複雑な気持ちだけど、5校の生徒たちやOB、OGたちも感動していてよかった」と話す。

 同校の顧問、横山裕理(ゆり)教諭も浪江町の出身。震災で母の実家が津波に流され、当時勤務していた双葉高の同僚も亡くした。「ひまわり」の歌詞には震災の頃を思い出す部分もあると言い、「ひまわり」の指揮を終えた後は感無量の様子だった。