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 シャープの親会社、鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)の郭台銘(かくたいめい)会長は1日、経営不振の東芝が売り出す半導体事業について「とても真剣に検討している。東芝の経営を支援し、資金を投入できる」などと述べ、買収に意欲を示した。具体的な条件は言及しなかった。

 中国・広州で開いた液晶パネル工場の起工式の後、記者団に答えた。シャープなどがつくる高精細の液晶パネルと、東芝の半導体メモリーを組み合わせることで、相乗効果が見込めるという。東芝とは取引がある点も強調。「我々にはシャープの経験がある。自信と誠意を持っているが、縁がなければいけない」とも語った。東芝の中核技術を日本に残す考えも示した。

 鴻海は、東芝が2月に実施した半導体事業への出資者を募る入札に応札した。東芝は売り出す株式の割合を増やすなど、入札の手続きを見直して3月中にも再入札をする見込みで、どの企業が応札するかが注目されている。(広州=益満雄一郎)

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