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■老いの現場を歩く(マンスリーコラム):4

 前回のコラムでは、口から食べられなくなった人たちが胃ろうをつけるかどうか悩む話を紹介した。今回のコラムでは、「最期まで口から食べてもらう」ための取り組みを二つ取り上げたい。

 昨年12月初旬の金曜夜。東京都府中市の「昭和の雰囲気」漂う、とあるスナック。カウンターの中では、ママ2人が赤ワインや梅酒ソーダにとろみ剤を加えたり、のみ込みやすく加工された筑前煮を盛りつけたりしていた。

 「みちこママ」は、歯科医の亀井倫子さん(38)、「ゆうこママ」は管理栄養士の林裕子さん(33)だ。

 この日は特別にお店を借り切ってカウンターに入っていた。みちこママは、黒いドレスに胸元の銀色のネックレスがまぶしい。ゆうこママも、白いブラウスに三連ネックレス。「本物のママ」も顔負けの華やかさだ。お店の本物のママとマスターは、食器の場所を教えるなど、陰で2人の「ママ」をサポートする。

 これは「KAIGOスナック」というイベント。亀井さんが代表を務める「三鷹の嚥下(えんげ)と栄養を考える会」(東京都三鷹市)の主催で、これで4回目。加齢や脳梗塞(こうそく)などの後遺症でのみ込みが難しい「嚥下障害」の高齢者にも、お酒を楽しんでもらい、地域の人に嚥下食のことを知ってもらおうと、とろみつきのアルコール飲料や、のみ込みやすいおつまみを提供する企画だ。

 この日は2人の「ママ」のほか…

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