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 東芝が、スマートメーター(通信機能付き電力量計)製造子会社のランディス・ギア(スイス)の売却を検討していることがわかった。売却額は2千億円超を見込む。原子力事業の損失穴埋めのため、資産売却を進める一環とみられる。

 売却先は投資ファンドや電力会社を想定している模様だ。東芝は2011年、ランディス・ギアの全株式を23億ドルで買収。その後、東芝が株式の60%、官民ファンドの産業革新機構が40%を持つ。売却には機構との調整が必要で、時期は早くても4月以降になるとみられる。ランディス・ギアは欧米を中心にスマートメーターの製造、販売事業を展開している。

 ランディス・ギアについては、東芝が将来の収益を加味した資産価値を減損処理する必要性も指摘されているが、同社は2月時点で必要はないとしていた。

 東芝は米原発事業を巡る巨額損失で、3月末に債務超過に陥る見通しで、事業や資産の売却を進めている。