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 脳梗塞(こうそく)で入院していたサッカー元日本代表のラモス瑠偉さん(60)が2日、都内で記者会見を開いて、退院と活動復帰を報告した。「神様にもう一度人生を与えてもらった。代表のこととか、まだまだほえるよ」と元気な姿を見せた。会見後には裸足になって、リハビリに使っているボールをける姿を披露した。

 昨年12月29日朝に自宅で異変に気づき、救急車で運ばれた病院で右中大脳動脈に脳梗塞が見つかった。入院中は「再発が怖くて、珍しく後ろ向きなことばかり考えていた」と話した。

 回復が順調だったため、約1カ月後にリハビリ施設に転院。左半身を中心に1日3時間の機能回復訓練に取り組み、2月14日に退院した。心臓にモニターを埋め込み、投薬治療も続くが、最近の検査結果は良好で、担当医からは「まさか選手に復帰するつもりですか」とリハビリのやり過ぎを止められるほどだという。

 記者会見では「病気のひとに伝えたいのは、あきらめないこと。神様は乗り越えられない試練は与えない」と、時折、涙を見せながら話した。

 4月から仕事復帰の予定で、一番やりたいことは「岡ちゃん(岡田武史オーナー)のFC今治で現役復帰すること」と冗談交じりに話し、指導者としての現場復帰を含めて「チャンスを与えられたので、ひとのため、日本のサッカーの役に立ちたい」と意欲的だった。