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 アイドルグループNGT48の水沢彩佳さん(22)が今月末をもってグループを卒業し、保育士の道に進む。2015年夏に26人で結成されたNGT48にとって、初の卒業生となる。「NGTでの活動を生かして、笑顔あふれる明るい先生になりたい」と前向きに話している。

 保育士資格を持ち、「みーずん先生」という愛称の水沢さん。元々、アイドル活動後は保育士の仕事に就くつもりだったが、22歳になった時、改めて何をしようかと考えた。「やり遂げたかというとそうでもない部分もあるが、充実して、すごく濃い毎日を送れたな、と思います」と話した。

 歌い、踊る道をなぜ選んだのかを聞くと、軽い気持ちだったと言う。AKBグループのオーディションに何度も落ちた末にメンバーの座をつかんだ者もいて、申し訳なくなったこともあったが、「活動で手を抜いたことはない。ダンスをはじめ、のめり込んだ」。

 正規メンバーの「チームNⅢ」(16人)ではなく、「研究生」という扱い。ヘアメイクは自分でしないといけないなど、待遇面の「区別」に悔しい思いをしたこともあった。だがうれしかった思い出に、昨年8月初日だった研究生公演を成功させられたことと、AKBグループの全969曲の中で人気トップ100を選ぶ「リクエストアワー」でNGT48の持ち歌の「Maxとき315号」が1位に選ばれたことを挙げた。

 昨今のアイドルの中では、一般の学生などに戻って就職活動をし、社会に出る例が増えている。AKBグループをプロデュースする秋元康氏も、全員が芸能界で成功できるわけではないことを踏まえ、「アイドルになるのがゴールではなくて、ここを経由して政治家や作曲家など、異なったジャンルの世界にも踏み入れて欲しい」と語ったことがある。

 水沢さんはアイドルを経験したことについて、「保育士は子どもの前でピアノを弾くことがあるが、大勢の前で踊ったり歌ったりしたから度胸がついて、緊張しなくなった」と語る。

 昨年末に卒業を明らかにした後、同世代メンバーの西潟茉莉奈さん(21)、山口真帆さん(21)たちには「早すぎるよ、なんで、なんで」と泣かれたという。「26人でやってきて、私が先にいなくなって申し訳ないが、他のメンバーには私の分まで頑張って欲しい」とエールを送った。(永田篤史)

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 〈みずさわ・あやか〉 1994年11月5日生まれ、白根市(現新潟市南区)出身。2016年2月から南区PR大使。6曲収録予定で4月12日に発売されるNGT48のメジャーデビューシングルには、卒業後だが何らかの形で関わる予定という。3月18日にはハードオフ・エコスタジアム新潟(同市中央区)で正午からと午後3時半からの2回、メジャーデビューイベント(入場無料)が開かれる。