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 湖国に春を告げる日吉大社(大津市坂本5丁目)の「山王祭」が5日、始まった。4月15日までの約1カ月半、市内各地で様々な神事が繰り広げられる。

 山王祭は男女の神の結婚と出産を表すとされ、五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを祈る。この日は幕開けの「神輿(おこし)上げ」があった。駕輿丁(かよちょう)と呼ばれる担ぎ手のほか、北大津高校と比叡山高校の野球部員らが参加。約300人が「よーいこら」のかけ声とともに、牛尾宮と三宮の神輿(みこし)2基を、八王子山(標高約380メートル)に鎮座する奥宮まで担ぎ上げた。

 担ぎ手が神輿を担いで山を下る「午(うま)の神事」(4月12日)や神輿を船に乗せ琵琶湖を渡る「船渡御」(同14日)などの神事を経て、祭りは同15日まで続く。山王祭実行委員長の伊藤政治さん(58)は「1年のスタートが来たという感じがする。安全で楽しい祭りにしたい」と話した。(山下寛久)