[PR]

 医療機関の診療報酬請求権を債券化した金融商品「レセプト債」をめぐる事件で、証券取引等監視委員会は6日、アーツ証券(東京、破産手続き中)の元社長、川崎正容疑者(63)ら3人を金融商品取引法違反(偽計)の疑いで千葉地検に告発し、発表した。

 ほかに告発されたのは、レセプト債を発行したファンドの運営会社「オプティファクター」(東京、破産手続き中)の元社長、児泉一(36)とアーツ証券の取締役だった江連昌一(56)の両容疑者と、法人としての両社。地検は2月、同法違反容疑で3人を逮捕した。

 発表によると、3人は2014~15年、証券会社3社に対し、ファンドの運用実績を実際より良く見せかけて説明。15年1~10月、証券会社を通じ、13人の投資家に虚偽の内容をもとに計約10億円分のレセプト債購入を勧誘させた疑いがある。(久保田一道)