大阪府豊中市の国有地を取得した学校法人「森友学園」が、4月に開設予定の小学校の認可をめぐって府私学審議会に事実と異なる報告をしたことについて、松井一郎知事は7日、「ミスというレベルではない」と学園側を批判した。今後、学園が提出した資料を確認した上で、府教育庁が不認可も含めて検討するとの考えも改めて示した。府庁で記者団に語った。

 学園側は、先月の私学審に、愛知県の私立海陽中等教育学校と「推薦入学枠の提供で合意」と事実と異なる報告をしていた。建築費についても、学園側が私学審に提出した金額と国の補助決定時に示した金額に倍の開きがあった。学園側は府教育庁に「(関係者の)ミスで記載した」などと説明した。

 松井知事は「ミスって、世の中の人はそうだと思いますかね」と学園の主張に疑問を呈し、「(ミスをした関係者らを)呼んで確認する」と強調した。建築費についても「間違った請負契約をゼネコン側も出すのか」と述べ、今後調査していく考えを示した。その上で、「すべて虚偽だったとなれば教育者として失格だ」と述べた。

 学園の代理人弁護士は7日朝、朝日新聞の取材に「こちらとしては開校を進める」と話した。