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 金相場の上昇傾向が続くなか、金塊の密輸が急増している。税関では消費税を納めず、売却は闇の業者が連れてくる「売り子」に任せ、所得税を逃れる手口が横行。差益に加え、脱税分も「もうけ」になる仕組みで、国税当局は危機感を募らせている。

仲介の実態、取材に語る

 「金塊を正規に売れば、税金を取られる。『業者』に頼む方が賢い」。所有者に代わり、金塊を売却する役割の「売り子」を関西で仲介したことがある30代の男性が取材に応じた。

 元暴力団組員の業者から売り子探しを頼まれたのは昨春。所有者の素性は知らされなかったが、行きつけのパチンコ店で顔見知りの中年女性に「簡単な仕事」と持ちかけたという。

 持ち逃げなどのトラブル防止のため、女性は所有者と一緒に大阪・南船場の貴金属買い取り店に行き、顔写真付きの身分証を示して自分の名義で数千万円分を売却した。所有者が正規に手続きすれば所得税が課せられる。免れるのが目的とみられ、業者は所有者から手数料数十万円を受け取り、女性には男性を通じて2万円が支払われた。

 男性によると、買い取り店には多くの売り子が出入りしているといい、「割のいい小遣い稼ぎ。自分の周りにもやっている人は少なくない。店を観察していれば、明らかに金塊を持っていなさそうな風貌(ふうぼう)や年齢の人が出入りしているのがわかる」と話す。

■裏ビジネス…

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