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 第89回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する滋賀学園を応援するため、勝ち運の神がまつられていることで知られる東近江市小脇町の阿賀神社(太郎坊宮)の氏子が、勝利を祈願するたこをつくった。

 縦2・08メートル、横2メートル。太郎坊宮に住むとされるてんぐや、今年の干支(えと)の酉(とり)の絵、「勝」の文字を絵の具を使って赤や黄色で鮮やかに描いた。「てんぐの神通力で『勝』を取り(鶏)に行く」との願いを込めた。

 たこづくりは昨年の選抜出場時に続き2回目。氏子の役員である畑重三さん(76)は、同市で開催されていた東近江大凧(おおだこ)まつりに毎年出場してきた経験がある。神社から約3キロにある地元の同校が選抜で活躍するよう期待を込めて、制作を決めた。

 畑さんら役員3人が、選抜出場が決定直後の1月下旬から、近所の小屋で約10日間かけて作業。2月には「目指せ全国制覇」「一球入魂」など、約60人分の応援メッセージが書かれた願い札を他の役員とともにたこの裏に貼って完成させた。

 野球部員らが参加して5日に同神社であった必勝祈願祭でお披露目され、奉納された。選抜大会終了後、たこは同校に贈られる。田井改周主将は「県外出身の部員が多いので、地元の声援はうれしい。チームの力になっている」と喜ぶ。

 畑さんは「昨年のベスト8より上を、今年こそ優勝を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。(菅沢百恵)