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 内部告発サイト「ウィキリークス」は7日、米中央情報局(CIA)のハッキング技術に関する機密情報資料を入手したと明らかにし、一部をネット上に公開した。同サイトは、CIAが国外の情報機関などと協力し、携帯電話やパソコンなどをハッキングして情報収集する技術を開発していると主張している。

 同サイトによると、CIAのサイバー諜報(ちょうほう)部門によるハッキング技術が、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」や米グーグルのアンドロイド携帯、韓国・サムスン製のスマートテレビなどを標的にしていると指摘。ウイルスや「兵器化された」ソフトなどを用い、昨年末までに1千以上のハッキング技術を開発したとしている。

 これらの技術により、携帯電話の位置情報を把握し、会話やメールなどを傍受できるという。

 また、CIAが独フランクフルトの米総領事館を欧州や中東、アフリカ向けの情報収集の拠点にしていると指摘。「ハッカー」は外交パスポートを使い活動する一方、英情報局保安部(MI5)との協力もあったとしている。

 同サイトは「CIAに関する最大の暴露だ」とし、今後も公開を続ける意向を示している。ただ、8761点とされる資料の真偽は明らかになっていない。一方、CIAの報道官は、文書の真偽についてコメントしていない。

 同サイトをめぐっては今年初め、米国家情報長官室が報告書で、大統領選でロシアが民主党のクリントン氏陣営などへハッキングを行い、入手した大量のメールが同サイトを通じて暴露されたなどとしていた。(ワシントン=高野裕介)

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