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 中国の王毅(ワンイー)外相は8日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の記者会見で、今年は日中国交正常化45周年と同時に、日中戦争突入の契機となった盧溝橋事件80年にも当たると指摘し、「日本には歴史の逆行をたくらむ者もいる。我々は日本と関係改善したいが、日本はまず自らの心の病を治す必要がある」と主張。歴史認識などをめぐり関係改善の条件が整っていないとの認識を示した。

 王氏はまた、北朝鮮の弾道ミサイル4発発射について「北朝鮮は国際社会の反対も顧みず、国連安保理決議に違反して核とミサイルの開発を推進している」と批判。一方で「米韓はこの地域で極めて大規模な軍事演習をして北朝鮮に軍事的圧力を強め続けている」と述べた。その上で、北朝鮮は核ミサイル開発を、米韓は大規模な軍事演習を停止することを提案し、「双方が同時にブレーキをかけるべきだ」と主張した。

 米中関係では、「我々の間の協力のニーズは対立点よりもはるかに大きい。双方は心を一つにして協力しなければならず、一方の損害の上に他方の成功を築くことはできない」「我々は現在、両国首脳の交流などについて有効な意思疎通をしている」と語った。

 今月訪中するティラーソン米国務長官について、2月にドイツで会談した印象を披露し、「聞く耳を持ち、深い意思疎通ができる人物だ。良好な関係を築けると信じている」と米中外交の改善に自信を見せた。(北京=西村大輔

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