[PR]

 WBCで日本のライバルといえば、やはり韓国だろう。第1回大会は準決勝、第2回は決勝が「日韓戦」となり、いずれも日本が勝った。特に第2回決勝は、イチローの決勝打のシーンとともに名勝負として語り継がれている。WBCで日韓は1次、2次リーグを合わせ通算8度対戦し、4勝4敗と拮抗(きっこう)している。

 そのライバルがA組で2連敗し、1次リーグで姿を消した。韓国は前回大会に続く1次敗退となり、今回もWBCでの日韓対決は見られなくなった。

 A組はWBC初の韓国開催だったが、現地を視察した大会関係者によると、韓国戦でも球場は盛り上がりに欠けるそうだ。大リーガーの不参加や主力選手のけがが要因といわれる。「政治問題が注目を集め、野球への関心が減っているのでは」という韓国紙の報道もある。日韓戦の熱気を知る身としては寂しい限りだ。

 今秋には日本、韓国、台湾の代表による「アジア・プロ野球チャンピオンシップ」が開催される。大会成功には好敵手の存在が欠かせないのだが。(吉村良二)