小豆島国際ホテル(土庄町)の東本館最上階に、瀬戸内海の多島美を描いた長さ45メートルの作品がお目見えした。2010年に開催された初回の瀬戸内国際芸術祭から作品を出展している米国在住のアーティスト・大岩オスカールさん(51)が廊下の壁面に描いた。ホテルは4月から最上階の部屋を「大岩オスカールフロア」として売り出す。

 同フロアのリニューアルの目玉。潮が引くと砂の道が現れる「エンジェルロード」がホテルから見えることから、この題材で描いてほしいと大岩さんに依頼した。

 真っ白に塗り替えた壁一面に、黒いマーカーで海の中に延びるエンジェルロードと、その先にある波、行き交う船を描いた。大岩さんの意向でなめらかな曲線で壁とつなげられた天井まで絵はつながっている。窓側の壁の絵は、窓からの景色とつながって見える仕掛けだ。大岩さんはアシスタント2人と一緒に5日間で描き上げた。

 廊下のカーペットは海をイメージした深い青色。夜は幻想的にライトアップする。大岩さんは「瀬戸内海の美しい海を描こうと思った。絵の中を散歩してほしい」と話している。(石田貴子)