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 中国の税関総署が8日発表した1、2月の貿易統計によると、輸入が前年同期比26・4%増の2607億ドル(約29・6兆円)と大きく伸びた。資源価格が回復していることに加え、中国の国内景気が上向きになっていることを反映している可能性がある。

 中国の統計は、年によって旧正月連休の時期が異なるため、1、2月を合計して比べる必要がある。

 輸入で増えた品目は、鉄鉱石や原油、石炭など中国国内で使われる資源が目立つ。いずれも数量が10%以上伸びたのに加え、国際的な商品価格の上昇で価格が大幅に上がり、輸入金額がはね上がった。

 中国では昨年末以降、経済の減速傾向に歯止めがかかったとの期待から企業が生産を増やしており、原材料などの輸入が増えているとみられる。日本からの輸入も同24・7%増と高い伸びを示した。

 一方、1、2月の中国の輸出は同4・0%増の3028億ドル(約34・4兆円)だった。ほとんどの月で前年割れした昨年よりは回復を見せたが、輸入と比べて伸び率は低く、世界経済の回復が依然、力強さに欠けることを示した。(北京=斎藤徳彦)

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